13日にはペルセウス流星群がピークを迎えるとか。
七夕をはじめ、星に向かって願いをかける事は昔からありますが。なぜその様な催しが昔からあるかを考えてみると
願いを星空に掲げて、世界中の人に見てもらうと、願いに込められたメッセージがより強くなる気がするから
という事だと思うのです。
「言霊」の逆バージョンのようなものかもしれませんが、言葉は世に出て、人に見られて、共感されると、その想いの力でより強くなる気がします。
そう考えると、インターネットは「現代の夜空」になる可能性があって、実際ブログなどというものは、これまで言葉になっていなかった、世界中の想いが日々言葉となって湧き出していて、それらが様々な人に閲覧されて、強くなる、という大層革命的なツールと言えます。
ブログというと、どうしてもコメントやTBでつながってコミュニケーション、というイメージがありますが。核心は「ブログが無ければ、言葉にならなかった想いが文字になって、世界に開かれていること」そのものなのです。
ということで「現代の夜空」をそのままバーチャルに体現しているサイトを2つ。
■ネガイボシII(マクセルDVDブランディングサイト) *8/31まで
http://www.negaiboshi.jp/
「想いを残すことが素晴らしい事である」というDVD自体のプロモーションテーマに美しく沿ったサイト(←広告屋的にはとても爽快なこと)。オープニングの画や、星空の背景、各パーツなどデザインのセンスがとても良いです。さらに、プレゼントやフジロックとの連携、ちょっとした遊びの要素(複数のネガイボシで星座をつくる)など、どんどん企画を広げているのも好印象。ただ、メッセージの扱い自体はちょっとあっさり気味かも。。
■想いの星空 言葉の森(MISIA星空のライヴ メッセージサイト)
http://misia.ocn.ne.jp/hoshizora/special2006/
こちらは「星空のライヴ」というMISIAのライヴツアーのテーマとファンサービスを、サイト企画にしっかり落としている、基本に忠実なサイト(ありそうなものが期待通りちゃんとある、って重要)。ビジュアルデザインや関連企画は、これ自体がライヴオフィシャルサイトの一部ということもあってなのか、シンプルですが、メッセージを乗せた星の浮遊する感じや、メッセージ表示のアクションなど、動きの処理がやわらかく、優しい感じで良いです。
あと、メッセージの入力時に「伝えたい相手」をタグ情報的に入れさせる仕組みがなかなか面白くて、相手の情報を別途記すことで、より本体の短いメッセージが強くなっているように見えます。検索機能で(「言葉の森をみる」ボタン)を使って相手別に色々見てみると、結構ディープなネタもあったりして興味深いです。企画を拡張するより、メッセージ自体により注力している感じです。
*身内びいきでちょっと長めにコメント。
うーん、夏だねえ☆。