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「まんざら(中野翠)」を(遅れて)読む

あけましておめでとうございます。

さて、ここ10年の私の正月の恒例行事として「ちびちび酒を飲みながら、中野翠のサンデー毎日のコラム連載を1年分まとめた本(毎年12月頃に出る)を読む」という事があります。

簡単に言うと「世の中のよしなし事を独りあーだーこーだ述べるおばさんのコラム集」ということになってしまいますが、時事ネタ、身辺雑事、映画その他のエンタテインメントに関した毎週の「小考」のまとめです(「私が書けるのはせいぜい小考。論じたいんじゃあない。呟きたいだけなのだ」文中より)。

で、なぜゆえに恒例行事なのかといえば、これを読むことにより、前年を振り返り、一年分の日常のいろいろなことに対するリアクションをする頭の体力を整える、ということが目的なのです。これは高校時代に彼女のコラムに出会って以来、一貫しています。

なにしろ、彼女の本を読んでる間私は「そうそう!」「分かる!」「なるほど!」「同感!」「ですよね!」「よく言ってくれた!」とほぼ叫びっぱなし。要は価値観というか、視点というか、好き嫌いというか、そのあたりがかなり近似していて(それは多分微妙に世の中主流とズレていて)、もちろんそこは人生の先輩として自分より大いに勝っている、ということです。

というわけで、今日一日でその中の一冊である「まんざら」を読みました。
==============
■「まんざら」で私がアンダーラインを引いた部分の一部

●笑芸人というのは頭のいい人たちだ、頭の運動神経が抜群の人だ
→「頭の運動神経」っていい表現!
●私は基本的にファンタジー物が苦手。魔王とか姫とか救世主とか特にダメ(中略)立派な柵で囲まれた公園で遊ばさ れてる気持ちになる。「柵」の方が先に見えちゃう。公園よりも危なっかしい路地裏や森の感じがする映画に惹かれる。
→同感!
●日本はいちおう北朝鮮とは違うから、強面のファシズムは通用しない。ニコヤカな笑顔の「同調圧力」が幅をきかすのだ。
→そうそう!
「良い人の(相田)みつを好き」
→よく言ってくれた!
●苦み走ったいい女
→いい表現だ。
●マイケル=ムーアの大味なリベラル臭
→分かる!
●惨劇は笑いと共にやってくる(オウムなど)
→なるほど!
●ミカ=カウリスマキ「とにかく見終わった後「人生捨てたもんじゃないな」「世の中どうあろうと生きていけるな」という気分にさせてくれることにかけては一番だ。
→ですよね!
「すなおに泣けた」という決まり文句が不思議
●日本人は怒りの表現において、否定的で不器用。
●「キャラ」という言葉は、「こなれた」印象が嫌なのか、自分では使わない。
→同感!
●「(北朝鮮の)美女軍団」のしおらしさ(従順で、いちずで、清楚)のおそらしい一面を見た思い。従順さは妄信に、いちずさは狭量に、清楚さは幼稚さに転がりやすいのだ。
→そうそう!
●宅間守(死刑囚)には死刑こそ栄光のゴールだろう。「潔く筋を通した」なあんてカッコつけさせてなるものか。
→同感!
●「犯罪じゃないけどはしたない。」
→その発想重要!
●「トークトゥーハー」「山田風太郎」「キャサリーン=ヘプバーン」
→リコメンズされたネタ
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そういえばこのブログも、彼女のコラムがベースな気もします。
(もちろん)女であり、男っぽくもあり、年寄りくさい所もあり、若いところもあり、バランスのいいカッコいいおばさんです。こんな人生を共に歩んでいただける、コラムニストがいることは幸せです。
というかこんな人と個人的にお近づきになりたいなあ。。

…といいながら「まんざら」は2003年の振り返り本だったりして。。
(2004年は「ここに幸あり」)2004年の正月は石垣島近辺にいきっぱなしで
読む暇がなくて、タイミングを近年初めて逸していたのでした。

■近年のこのシリーズ
 その年の中野翠さんの「個人的な気分」でつけるタイトルもちょっと注目です
 *発行は全て毎日新聞社
 *最後の漢字は日本漢字能力検定協会が決定した「今年の漢字」です(参考までに。意外と連動している気も)
1995年 : 偽隠居どっきり日記/震
1996年 : クダラン/食
1997年 : 無茶な人々/倒
1998年 : 厭々日記/毒
1999年 : へなへな日記/末
2000年 : くすだま日記/金
2001年 : ほぼ天国。ほぼ地獄/戦
2002年 : あんまりな/帰
2003年 : まんざら/虎
2004年 : ここに幸あり/災
clavel * 読書(book)。 * 23:07 * comments(0) * trackbacks(0)

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